NINA UTASHIRO

小さい頃にバレエを通して出会った、ルーツとしてのクラシック音楽。ずっと夢見ていた、ジャーナリズム性があるファッション雑誌で働くこと。ファッション雑誌で働き、メディアの退廃に幻滅した歌代ニーナは、自らのインディペンデントマガジン「PETRICHOR」を創刊したところ、多くの他者からの指摘によって、自らのラップの才能の可能性を知ることになる。そこから彼女が選んだ道は “アーティスト” になることだった。アーティストであれば、自らが主導権を握り、音楽から映像、ビジュアルまですべてのプロデュースに携われる。ラップをやるからには、既存のラップからの影響がない、自分で新しく編み出したラップを追求していきたい。そして、アーティストだからこそ、アートの世界というパラレルワールドが作ることができる。自分の奥底に眠るヒステリック性という女性的な狂気を、ルーツを軸に、様々なアプローチを通して昇華させ始めた歌代ニーナ。Thirteen13という名を捨て、本名で活動することによって、彼女は退路を断ち、新たなアーティストとなったのである。

Japanese/German lyricist Nina Utashiro - mouthing the voices in the back of your head

Tokyo-based multidisciplinary artist Nina Utashiro shares her new single ‘Aria’. The single is out now alongside a video with creative direction from Nina herself under her creative collective “PETRICHOR”.

‘Aria’ is the first single taken from a soon-to-be-announced full project that sees Utashiro explore the depths of her psyche. Playfully combining glamour and horror cinematics with disturbing, nihilistic lyrical themes, the project stands alone as a unique amalgam.